熊本市iPhone・iPad買取1番です。
iPhoneのバッテリーは、年月とともに劣化します。
「充電したのにもうこんなに減ってる!」というときは、バッテリー交換の時期かもしれません。
では、バッテリー交換は自分でできるのでしょうか?
自分でおこなう場合の手順やリスク、さらに業者に依頼した場合のメリットなどを詳しく見ていきましょう!
iPhoneスマホのバッテリー交換!自分で行う場合の取り外し手順
iPhoneスマホのバッテリー交換、修理店に依頼するのはちょっと面倒で「自分でできるならやりたい」と思う方は多いでしょう。
バッテリー交換の手順を解説しますが、少し難しいため、不安があれば自分ではやらないようにしてください。
バッテリーの取り外し手順
まず、バッテリーの取り外し手順から紹介します。
必要な道具は以下の通りです。
- ドライバー(星形ドライバー)
- 吸盤
- ヘラ
- SIMピン(なければゼムクリップなど)
道具が揃ったら、いよいよ作業開始しましょう。
①スマホの電源を切る
バッテリー交換の際は、スマホの電源を切ってください。
電源を切る手順は機種によって異なりますが、「電源ボタン長押し」「電源ボタン+音量調節ボタン長押し」のいずれかで切れます。
完全に画面が暗くなったことを確認してから、次の手順に取り掛かりましょう。
② SIMカードを外す
電源を切ったら、iPhoneのSIMカードを外します。
SIMカードが入っている場所は、本体の側面。ピンがようやく入るような小さい穴が開いているので、そこにSIMピン(またはゼムクリップなど)を差し込んでください。
うまくはまると、トレーを引き出せるようになります。
SIMカードは小さいので、紛失のリスク大。しっかり保管してくださいね。
③ねじを外す
次は、充電コネクタ付近のねじを外してください。星形ドライバーならうまく外せます。
ねじも非常に小さいため、紛失には十分お気をつけください。
なお、いくつもねじを外すと、どこのねじだったか分からなくなることがあります。メモ帳やテープを駆使して、間違いのないように保管しましょう。
④ヘラを差し込む
バッテリーが見えると力まかせに取り外したくなりますが、ホームボタンの反対側はケーブルで繋がっているので、無理な力を加えると断線してしまいます。
3方向に隙間をつくるようなイメージでヘラを差し込み、慎重にすき間を広げていきましょう。
⑤バッテリーケーブルを外す
ディスプレイと本体はバッテリーケーブルでつながっています。
ケーブルのコネクタは4か所ありますが、それぞれプレートで覆われています。ヘラで慎重に持ち上げながら外してください。
※バッテリーケーブルが接続されたまま画面ケーブルを外すとショートする恐れがあるのでご注意ください
⑥バッテリーを外す
いよいよバッテリーを外します。
バッテリーのコネクタ部分も2か所のねじでプレートが覆われているので、それぞれ慎重に外しましょう。
しかしまだ油断禁物です。
iPhoneのバッテリーは、2枚のテープで本体に固定されています。そのテープの一部がバッテリーの下部に折り込まれているので、テープを横から上へ向けて引っ張りながら、バッテリーを外してください。
iPhoneスマホのバッテリー交換!自分で行う場合の取り付け手順
バッテリー交換の取り付け手順を解説します。
バッテリーの取り付け手順
古いバッテリーと新しいバッテリーを交換したら、元に戻す作業に入りましょう。
手順としては、先ほどの「バッテリーの取り外し手順」の逆です。
ねじの場所は間違えやすいので、取り付ける前にしっかり確認してくださいね。
①バッテリーを取り付ける
新しいバッテリーを、同じようにテープを使ってiPhoneに貼り付けます。
テープの折り込み部分が下に来るように、また向きが揃うように意識しましょう。
②ケーブルをつなぐ
ディスプレイと本体のケーブルをつなぎます。それぞれプレートで覆って固定してください。
その後、バッテリーと本体のケーブルをつなぎます。コネクタ部分に隙間ができないようにして、プレートを取り付けます。この時2本のねじを使いますが、力加減が均等になるように、交互に締めましょう。
③ねじで固定する
ディスプレイと本体を元通りにして、ねじで固定します。
作業後、隙間ができていないか4方向の側面をしっかりご確認ください。
④SIMカードを入れる
組み立て完了したら、SIMカードを戻します。
⑤電源を入れる
以上でバッテリー交換は完了です。
電源を入れて、動作に問題ないかご確認ください。
iPhoneスマホのバッテリー交換!自分でも可能だが失敗リスクもある
iPhoneスマホのバッテリー交換は、上記の手順通りにおこなえば、自分でも可能です。
しかし精密機器を解体するため、自分でおこなうとさまざまなリスクが出てきます。
失敗した後に「自分でやるんじゃなかった!」と後悔しても後の祭り。
失敗リスクを理解して、「それでも自分でやるかどうか」をよくご検討ください。
そもそもバッテリー交換することが違法になることも
実はiPhoneのバッテリー交換は、自分でおこなうと電波法違反に問われる恐れがあります。
iPhoneに限らず、無線通信が必要な機械は、すべて電波法の規制対象なのです。
iPhoneは「技術基準適合証明マーク」を取得しているので、規定された安全基準を満たしています。しかし改造すると、そのマークの効力は喪失します。したがって、パーツ交換・修理などをご自身でおこなうと“改造”の扱いになり、違反に問われることがあるのです。
それだけではなく、交換するバッテリーも「PSEマーク」取得済のものでなければなりません。PSEマークは、電気用品安全法に適合している証明です。このマークがついていない商品を選ぶと、同じように違反に問われることがあるのでご注意ください。
Apple Care+に加入している場合は保証してくれない
万が一のことを考えて、Apple Care+に加入している方もいるでしょう。
しかしApple Care+では、ご自身で分解・修理したスマホを受け付けてもらえません。
保証期間内でも、また毎月きちんと月額を払っていても、「内部に手を加えたことのあるスマホ」というだけで断られてしまうのです。
バッテリー交換を自分ですると失敗し壊れることもある
バッテリー交換の手順は、先ほど紹介した通り非常に難しいです。
無理に作業すると失敗して、二度と起動しなくなることも……。
精密機器ということもあり、最初から修理店に頼むのが賢明でしょう。
自分で失敗した事例として、
- ケーブルが断線した
- どこの部分のねじなのか分からなくなった
- 分解したはいいが元に戻せなくなった
- 本体とディスプレイがどうしても外れない
- バッテリーを固定しているテープが途中で切れて取り出せない
- 部品の破損
- パーツをつけ間違えて故障
などがよく挙げられます。
自分で失敗すると余計な出費もかかるため、あまりおすすめしません。
バッテリー交換を自分ですると危険(発火など)
バッテリー交換を自分ですると、思わぬ事故につながるかもしれません。
iPhoneに使われるリチウムバッテリーは、衝撃を受けるとショートして発火することがあるのです。
発火するとiPhone本体は故障します。
それだけではなく、ケガや火傷、果てには大火災に発展して家が燃えてしまうかも……。
精密部品の扱いは難しいので、「後悔先に立たず」にならないようご注意ください。
iPhoneスマホのバッテリー交換や修理!失敗例を紹介
iPhoneスマホのバッテリー交換は、自分で失敗しやすいのでおすすめしません。
他にも、よくある失敗例がたくさん寄せられています。
- 液晶画面を取り外したときに画面が破損した
- 作業中に水をこぼしてしまいスマホが水没した
- 間違ったねじを使ってしまい基盤が破損した
- うまくねじを回せなくてねじ穴がつぶれてしまった
- 作業中に誤った操作をしてしまいカメラが故障した
- 「PSEマーク」のついていないバッテリーを使ったら本体の調子がおかしい
- 適切ではないバッテリーを使ったらバッテリーが膨張した
- バッテリー交換を終えてスマホを起動させたらデータがすべて無くなっていた
- バッテリー交換したら本体の発熱が顕著になった
- 力加減がわからずケーブルを断線させてしまった
iPhoneスマホをどうにかして自分で直そうとしたのに、余計に悪化させてしまうなんて本末転倒ですよね。
保証サービスに加入していても、一度分解したスマホは保証対象外になることがほとんど。通常より何倍もの金額を払って修理してもらうか、新しいスマホに交換するしかないでしょう。
自分で失敗すると大変なことになるので、できるだけやめておくのが一番です。
iPhoneスマホのバッテリー交換!自分でやって失敗するより修理店へ
iPhoneスマホのバッテリー交換は、修理店に依頼しましょう。
Appleの保証サービスでも良いですが、配送日数がかかるので手元に戻ってくるまでに時間がかかります。また、Appleの修理料金は割高です。バッテリー交換の費用も、街の修理店と比較するとかなり差があるでしょう。
修理店なら、店舗によっては即日納品が可能です。生活に欠かせないツールだからこそ、スピーディーに完了するのは助かりますね! 料金がリーズナブルなのもメリットです。
しかし修理店の質にはバラつきがあります。
できれば、バッテリー交換以外にも困ったことがあればすぐに相談できるようなお店を選びましょう。
お店の口コミを確認したり、実績がどのくらいあるかをチェックしたりするのも良いですね。
また万が一、修理後に不具合が生じたときのために、アフターサポート(保証)がしっかりしているかも見極めてください。
まとめ
iPhoneスマホのバッテリー交換は自分で失敗しやすいので、修理店に依頼することをおすすめします。
修理店なら、的確な技術でバッテリーを交換してくれるでしょう。
ただ、修理店によっては「アフターサポートがない」「店員の対応がよくない」など不満を感じる結果になることも……。
口コミなども参考にしながら、スマホのことなら何でも相談できるようなお店を見つけられると良いですね。
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